秩父の名所とジオスポットをめぐる2日目。
本日は長瀞から秩父のジオスポットを楽しみます。

【Day2-1】眼下に広がる雲海を楽しむ

美の山公園

美の山公園は、RVパークヘリテイジ美の山からさらに山を上がった山頂にある公園で、桜・あじさい・つつじなどが楽しめます。また、夜景は日本夜景100選に選ばれています。
山頂展望台からは、秩父のジオパークである秩父盆地とその周辺の山の様子を見渡すことができます。また、気候が合えば、眼下に広がる雲海を楽しむことができます。
駐車場は公園に近い第1駐車場から、第2・第3駐車場と3か所ほど。駐車は第1駐車場が一番便利ですが、止められる台数が少ないため、駐車スペースがない場合は転回して第2・第3駐車場に移動が必要です。転回スペースが狭いため、大きな車や、運転に不安がある場合は、第2・第3駐車場に車を止めて徒歩で公園まで歩くことをおすすめします。

名称:美の山公園

住所:〒369-1412 埼玉県秩父郡皆野町皆野
詳細情報:https://www.pref.saitama.lg.jp/b0504/minoyamakouen-top/

【Day2-2】火災盗難よけ・諸難よけとして名高い神社

寳登山(ほどさん)神社

寳登山神社は、宝登山で山火事に遭った際に、神犬(しんけん)に助けられて神々を祀ったことが始まりとされています。そのため、火災盗難よけ・諸難よけとして名高い神社。お神札の中には、火防神札(かぼうしんさつ)・盗賊除神札(おつぞくよけしんさつ)があります。なお、ペット同伴では参拝できません。
入り口には夫婦円満や良縁成就の縁結びスポットの「相生の松」が、また、拝殿の正面には立派な龍の他、左右の壁には中国の古い書物『二十四孝』にまつわる彫刻が、あざやかな色彩で描かれています。
また、宝登山ロープウェイにのって山頂駅まで行くと、奥宮に参拝することもできます。宝登山ロープウェイはペット用のケースに入れれば、ペットと一緒に登ることもできます(小動物・10キロ未満)。標高497メートルの山頂は展望場所としてはもちろん、ロウバイ・梅・さくら・つつじなど、冬から春の間に多くの花を楽しむことができるほか、小動物園もあります。時間の余裕があれば、訪れたいところです。

名称:寳登山(ほどさん)神社

住所:〒369-1305 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828
詳細情報:http://www.hodosan-jinja.or.jp/

【Day2-3】ここもジオスポット・見事な岩畳と赤壁

長瀞岩畳

長瀞岩畳は景勝地として有名ですが、もちろんジオスポットでもあります。
長瀞駅から徒歩で進んだ先にある岩畳は結晶片岩が浸食されてできた段丘。岩盤がむき出しになっていてわかりやすい場所です。
対岸の崖は「秩父赤壁」と呼ばれる断崖。ジオスポットの詳細情報に詳しい説明が掲載されているので、訪問前に見ておくと、さらに理解が進みます。

名称:長瀞岩畳

住所:〒369-1300 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞
詳細情報:https://www.chichibu-geo.com/geosite/geosite17/

【Day2-4】高さ約75mの大岩壁と縦穴型鍾乳洞を楽しむ

橋立鍾乳洞

秩父のジオスポットに移動しましょう。橋立鍾乳洞は長瀞岩畳から車で40分ほど。秩父の町中を抜けてさらに三峯方面に進んだところにあります。

橋立鍾乳洞の中は狭く、足下に気をつけて歩く必要があるので注意。狭い部分や滑りやすいところがありますので、歩きやすい靴で、汚れても気にならない服装をお勧めします。足元に自信が無い方はスキップしても良いと思います。
橋立鍾乳洞はめずらしい縦穴型の鍾乳洞。鍾乳洞の割れ目から地下水が浸透し、石灰岩が溶けてできた空洞の中にある道を通り抜けます。中には鍾乳石・石筍・石柱などを見ることでます。高低差もあるため、通り道にはかなり急な階段や狭い天井でちょっと気を許すと頭をぶつけます。自然が作った造形を楽しめます。なお、鍾乳洞内は撮影不可です。
入り口脇には見上げる程の高さの岩壁があり、その下には観音堂が建っています。
駐車場は橋立鍾乳洞手前の「そば処手打 土津園」前のスペースに止めることができますが、そこまでの道幅が狭いので対向車に注意。その手前に民間の駐車場(有料)がありますが、橋立鍾乳洞への200m程の坂道を徒歩で歩く必要があります。

名称:橋立鍾乳洞

住所:〒369-1872 埼玉県秩父市上影森708
詳細情報:https://www.chichibu-geo.com/geosite/geosite07/

【Day2-5】高さ156m・全国で2番目の高低差のダムから秩父の町並みを一望

浦山ダム

橋立鍾乳洞から車で5分ほどの所に浦山ダムがあります。
浦山ダムの堤体の上にある広い遊歩道からは秩父盆地の河成段丘をながめることができます。
また堤体中央にはダムエレベーターがあり、エレベータを降りたダム本体内部には、浦山ダムの目的・建設の様子を見ることができるほか、ダム下流から見上げることができます。ちなみに、ダム下部へはエレベータの他に、併設の階段(498段)もあります。 遊歩道入り口には浦山ダム防災資料館「うららぴあ」があり、ここでもジオパーク秩父の展示コーナがあります。すでにいくつも見てきたジオスポットの復習や、それ以外の場所の情報を知る良い場所です。
「うららぴあ」の1階にはレストランがあり、名物の「浦山ダムカレー」の他、ダムカードの配布も行っています(取材時点)。 浦山ダムには駐車場が3か所が上部に2か所、下部に1か所ありますが、「うららぴあ」そばの「浦山ダム上流駐車場」が一番便利です。

名称:浦山ダム

住所:〒369-1801 埼玉県秩父市荒川久那4041
詳細情報:https://www.water.go.jp/kanto/arakawa/index.html

【さらに・足を伸ばして】関東屈指のパワースポット

秩父 三峯神社

浦山ダムからさらに車で1時間から1時間半ほど、奥秩父に進んだところに「秩父 三峯神社」があります。パワースポットとして知られ、数多くの参拝者が訪れるため、時には駐車場の入場待ちで、上り坂の道で長時間待つことがあります。また、以前は犬と一緒に入ることができましたが、現在は禁止されています(盲導犬・聴導犬・介助犬等の補助犬は除く)。
距離や時間の都合でやや難易度が高いため、本取材からは外しましたが、日程に余裕があれば、訪れてみる価値の高い場所です。

名称:秩父 三峯神社

住所:〒369-1902 埼玉県秩父市三峰298−1
詳細情報:http://www.mitsuminejinja.or.jp/

ご紹介した場所以外にも秩父が観光・温泉・アクティビティなどがたくさん。また、雁坂トンネルを通って山梨県甲州市に抜けて、さらに観光を続けるというもの楽しめます。

全ての掲載内容は取材時点の情報です。最新の情報は、ご確認ください。
レポート:くるま旅クラブ事務局