首都圏から伊豆半島を3泊4日で一周するコース。
伊豆半島は観光だけで無く、その成り立ちとなるプレートや地形にも注目しながら、くるま旅を楽しめます。
また、スケジュールに余裕があれば4泊5日で廻りたいコースです。

今回は、大地の躍動を感じられる伊豆のジオパークを散策します。
伊豆半島の成り立ちは二千年前の硫黄島付近の海底火山から始まりました。そして約百万年前に本州と衝突。約二十万年前までは陸上のあちらこちらで噴火が起き、現在のような半島になったということです。このため、火山群や重なるプレートの伊豆半島は珍しいジオパークとして楽しむことができます。

1日目は伊豆半島への入り口・芦ノ湖の南側に位置する函南(かんなみ)町周辺中心に進みます。

推奨時期:西伊豆の冬は海風が強く吹く地域。寒さが苦手な方は春から秋がおすすめです。

取材・撮影時期:2022年8月から9月

移動距離:約460km(東京駅を起点とした場合)

出かける前にぜひ見ておきたい参考資料

●Webサイト
伊豆半島ジオパーク情報:https://izugeopark.org/
伊豆観光公式サイト:https://b-izu.com

●書籍(Amazon)
伊豆ジオ100 (伊豆半島ジオパーク公式ガイドブック)
伊豆の大地の物語

掲載内容は取材時点の情報です。最新の情報は、ご確認ください。

レポート:ガタガタGOGO

【前泊するなら】伊豆半島への拠点として最適

RVパークsmart 極楽湯 三島店

RVパークsmart 極楽湯 三島店の温泉は26時まで入浴可能(最終受付 25:20) 。
また、遅い時間でもスマホでチェックインでき、夜遅い到着でも安心して利用できるのがありがたいです。
駐車スペースは舗装された平坦な場所。ただ真横でボイラーが深夜1時まで稼働しているので、やや音が気になります。冬季、FFヒーターの音が気になる方は耳栓を持って行った方が安心です。
近くにはマックスバリュやウエルシアなどの店舗の他、三島バイパスまで歩けば、数多くのレストランがあります。

名称:RVパークsmart 極楽湯 三島店

住所:〒411-0843 静岡県三島市三好町4番23号 せせらぎパーク三好内
詳細情報:https://www.kurumatabi.com/park/rvpark/1011.html

【Day1-1】断層が残る神社

火雷(からい)神社

断層の上に建てられた神社。1930年の北伊豆地震(M7.3)で、石段と鳥居の間に約1.4mのズレを見ることができます。元々あった石の鳥居が地震により地面に落ちているため、地上から見ると、分かりづらく感じます。その時は、石段を登って、地上を見下ろしてみましょう。断層のズレが分かりやすく体感できます。
ちなみに断層のズレは町の『天然記念物』として保存されています。ここでは県内第2位の巨木といわれるブナの木も見られます。

名称:火雷神社

住所:〒419-0102 静岡県田方郡函南町370
詳細情報:https://izugeopark.org/geosites/karaijinja/?cid=04

【Day1-2】地質と地域社会の共存

酪農王国オラッチェ

丹那断層によってできた盆地を活かして始められた酪農施設です。ここでは、牛、小動物と触れ合える体験のほか、レストラン・BBQでの食事も楽しめます。平日でもオープン前から、入場待ちの列ができる人気の施設です。施設内は平坦で足元がしっかり整備されているので、歩きやすく、子供から年配の方まで楽しめます。
園内でいただけるソフトクリームはミルク感たっぷり、濃厚な味わい。乳製品の買い出し・お土産選びはここで調達すれば間違いありません。
(工場見学はコロナの影響で、現在週末のみとなっています。)

名称:酪農王国オラッチェ

住所:〒419-0105 静岡県田方郡函南町丹那349−1
詳細情報:https://oratche.com

【Day1-3】断層を肌で感じる

丹那(たんな)断層公園

火雷神社では約1.4mだった断層が、北伊豆地震の影響でこちらの公園では約2mもズレています。ここでは、断層のズレだけでなく地層も見学できる施設です。
特に石を組み作られた池の枠がずれており、断層のずれが分かりやすくなっています。季節によって緑が生い茂っていると見えづらくなりますが、水路の石垣のずれも確認できます。お子さんの自由研究のテーマにしてもおもしろそうです。

名称:丹那断層公園

住所:〒419-0105 静岡県田方郡函南町畑字上乙越253-4
詳細情報:https://izugeopark.org/geosites/tannadanso-park/

【よ・り・み・ち】伊豆長岡の穴場的カフェ

たぐ.みcafe

次の場所に移動する途中で、穴場的カフェを見つけました。たぐ.みcafeは、旬の地元食材・自家製農園で採れた食材をふんだんに使ったメニューが絶品。新鮮でシャキシャキなサラダや、野菜そのものの旨味を感じられる味付けの小鉢を多く頂けます。また、自家製のドレッシング・ケーキなど、店主のこだわりを感じます。特に伊豆卵を使用したオムライスはふわとろ食感です。
外見に特徴はありませんが、店内に入ると気持ちがゆっくり落ち着くカフェです。

名称:たぐ.みcafe

住所:〒410-2211 静岡県伊豆の国市長岡167-7
詳細情報:https://tagumi.jimdofree.com/

【Day1-4】伊豆半島ジオパークの情報をコンパクトに知る

伊豆半島ジオパークミュージアム ジオリア

伊豆半島ジオパークミュージアム ジオリアは、伊豆半島の現在の姿とこれまでの成り立ちを説明。ここで伊豆半島の理解を深めておきましょう。
館内のシアターでは伊豆半島の成り立ちを、また、プロジェクションマッピングで説明される伊豆半島の立体模型では、地質の違いや見どころ、温泉分布などが映し出され、伊豆半島がジオと呼ばれるゆえん、伊豆半島の魅力が分かりやすく展示されています。

名称:ジオリア

住所:〒410-2416 静岡県伊豆市修善寺838-1
詳細情報:https://georia.izugeopark.org/

【Day1-Stay】個室露天風呂からの眺めがすばらしい

湯YOUパーク シャーレ&コテージ ピノキオ

湯YOUパーク シャーレ&コテージ ピノキオは、伊豆の高台にある車中泊施設です。車中泊はもちろん、コテージ棟やグランキャンプの施設も整っています。施設全体内には、滑り台やハンモック、アスレチック、屋台まであり、子供の遊び場には最適です。
BBQメニューもあり、気軽にアウトドアを体験できます。
温泉は時間割制で、貸切も可能。夕焼けが向かいの山に染まる眺望を楽しみながらの入浴できます。

名称:湯YOUパーク シャーレ&コテージ ピノキオ

住所:〒410-2502 静岡県伊豆市上白岩1720-18
詳細情報:https://www.kurumatabi.com/park/yypark/298.html