3日目は西伊豆の中心にクルーズ船やガラス工房での体験などアクティビティなスポットを散策します。
美しさに息を呑むスポットに訪れます。

掲載内容は取材時点の情報です。最新の情報は、ご確認ください。

レポート:ガタガタGOGO

【Day3-1】伊豆最南端の大地のうねりを感じる

南伊豆ジオパークビジターセンター

「南伊豆ビジターセンター」は石廊崎オーシャンパークの中にあります。広々した駐車場からは、岬の先端にある灯台を眺めることができます。ビジターセンターには、周辺ジオスポットの説明、認定ジオガイドの方が解説やツアーの受付をしています(時間限定)。また、石廊崎周辺をめぐるコースもあり、周辺のジオスポットを訪れるには便利です。ここまで見てきたジオの景色とは、また一味違った景色が楽しめます。

名称:南伊豆ジオパークビジターセンター

住所:〒415-0156 静岡県賀茂郡南伊豆町石廊崎546-5
詳細情報:http://irou-ocean.or.jp/

【Day3-2】海と空の灯台のコントラストが美しい

石廊崎

南伊豆ジオパークビジターセンターから徒歩約5分の場所に、駐車場から見えていた灯台が、そしてさらに3分ほど進んだ場所に『石廊崎熊野神社』が建てられています。
遊歩道を進んで、岬先端まで歩くと、両手にはまるでガメラの甲羅のようなゴツゴツした溶岩の塊が目の前に現れます。これは海底に流れ出した溶岩が急激に冷やされて砕けることで、複雑な岬の形を作っているからです。
伊豆半島の海底火山時代から陸上火山時代までを一望できる、絶景を間近に感じられます。

名称:石廊崎

住所:〒415-0156 静岡県賀茂郡南伊豆町石廊崎
詳細情報:https://izugeopark.org/geosites/irozaki-coast/

【Day3-3】火山の裾野にできた棚田

石部の棚田

「石部の棚田」は、約140万年前の噴火でできた蛇石火山の裾野にある棚田です。火山の影響で豊富な湧水や地下水が地すべりを引き起こした場所を棚田として利用しています。この水は、棚田の水源にもなっています。実はこの棚田、江戸時代後期に山津波によって崩壊しています。その後の復興作業と保存活動によって、現在も静岡県棚田十選に選ばれるほどの美しい棚田を見学できます。

名称:石部の棚田

住所:〒410-3616 静岡県賀茂郡松崎町石部
詳細情報:https://izugeopark.org/geosites/ishibu/

【よ・り・み・ち】西伊豆のB級グルメと言ったらコレ!

沖あがり食堂

西伊豆でとれるイカ、サザエを使った食事がいただける「沖あがり食堂」は魚介類の直売所と食堂が一体となっている漁協直営のお店。今回頂いた『イカ様丼』は、スルメイカとイカの肝で味漬けした2色のイカを楽しめます。白いイカはイカの甘みがモロに味わえます。薬味の生姜を少し加えた茶色のイカは生姜の辛味でさらに甘味が増してマイルドな味わいでした。他のイカ料理としては、カレーもあります。

名称:沖あがり食堂

住所:〒410-3514 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科980−6 伊豆漁港仁科支所直売所 1F
詳細情報:http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-420/guide/okiagari.html

【Day3-4】白みがかった水平の地層

沢田公園

水平に重なる地層が楽しめる「沢田公園」。これらは海底で発生した土石流や、軽石・火山灰層が降り積もってできた景観で、白味がかった岩が特徴的です。
「沢田公園」には、堂ヶ島の形式を一望できる露天風呂の「沢田公園露天風呂」があり、『ゆるキャン△』の聖地として観光客が多く訪れます。
また、堂ヶ島マリンのコースによっては、海上から岸壁の様子も見学できます。

名称:沢田公園

住所:〒410-3514 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2817-1
詳細情報:https://izugeopark.org/geosites/sawada-park/

【Day3-5】見る角度で島の数が変わる不思議な光景

三四郎島とトンボロ

「三四郎島」は、4つの島から構成されていますが、見る角度によって、3つまたは4つに見えるため、「三四郎島」と呼ばれています。
干潮時には海岸と島の間の浅瀬を渡って、海岸から対岸の三四郎島へと歩いて渡れる「トンボロ現象」に出会うことができます。

名称:三四郎島とトンボロ

住所:〒410-3514 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科
詳細情報:https://izugeopark.org/geosites/sanshiro/

【Day3-6】天窓から差し込む光がすばらしい洞くつ

天窓洞(堂ヶ島マリンクルーズ)

堂ヶ島マリンクルーズでは、堂ヶ島のジオの様子・規模を海から見られるクルーズに乗ることができます。今回参加したコースは所要時間25分の「洞くつめぐり」コース。このコースでは、普段の陸地での旅とは一味も二味も違う雰囲気の「天窓洞」を見ることができます。
凝灰岩でできている天窓洞は、昭和10年に天然記念物に指定。入口が東口、南口、西口と3つあり、特に南口から入る洞くつは幅も広く長さは147m、中央の天井が丸く抜け落ちて天窓ができています。洞くつ内に射しこむ光が輝かせる海面を楽しむことができます。

名称:堂ヶ島マリン

住所:〒410-3514 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2060
詳細情報:https://dogashimamarine.jp/

【Day3-7】ガラス細工の手作り体験ができる

黄金崎クリスタルパーク

西伊豆は、ガラスの原料である「珪石」の産地としてガラス文化が発展してきました。ガラスミュージアムでは、このガラス文化の説明の他、体験工房ではガラス細工体験もできます。
ガラスの表面に砂を吹き付けてガラスをくもらせるサンドブラストの他、ステンドグラス作り体験、ジェルキャンドル作りなどのコースもあります。
今回はサンドブラストを体験してきました。意外と簡単に作ることができます。

名称:黄金崎クリスタルパーク

住所:〒410-3501 静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須2204-3
詳細情報:https://ikoyo-nishiizu.jp/crystal/

【Day3-8】夕日に照らされて黄金色に輝く岩肌

黄金崎(馬ロック)

黄金崎には、別名「馬ロック」という馬の顔の形をした岩があります。この馬ロックは、火山地熱地帯の温泉水の影響を受け、岩石が変質したものです。黄金崎の名前は、珪石(ガラスの原料)が変質した岩の色が由来となっています。特に夕焼けの時間帯は、夕日を浴びて黄金色に輝く様子を楽しめます。
また黄金崎遊歩道の展望デッキからは富士山、西天城の山々が望めます。
※黄金崎公園内の遊歩道の一部では、落石に注意が必要です。

名称:黄金崎(馬ロック)

住所:〒410-3501 静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須2204-3
詳細情報:https://ikoyo-nishiizu.jp/crystal/

【Day3-Stay】海の目の前にあるパーク

宇久須キャンプ場RVパーク

宇久須キャンプ場RVパークは、100サイト以上もあるキャンプ場に併設されるRVパークです。施設内には水洗トイレ、温水シャワー、炊事場など、アウトドアに必要な各種設備が整っています。
目の前の海は景勝地『クリスタルビーチ』として、天気が良ければ海岸から目の前に沈む夕日を見ることができ、贅沢な時間を過ごすことができます。
冬季はRVパーク使用料が安くなる特典付き。ただし西伊豆の冬は風が強いため、後ほど洗車を必要となりそうです。

google map code

名称:宇久須キャンプ場RVパーク

住所:〒410-3501 静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須2102-13
詳細情報:https://www.kurumatabi.com/park/rvpark/987.html