最終日の4日目は土肥金山で砂金とりのロマンを感じ、伊豆半島ならではの海の生物を学びます。
最終日なので安全運転で行きましょう。
掲載内容は取材時点の情報です。最新の情報は、ご確認ください。
【Day4-1】世界一の巨大金塊
土肥(とい)金山
伊豆半島の火山の高い地熱は、様々な鉱石を産み出してきました。金鉱山もそのひとつで、金の採掘がおこなわれた場所です。土肥金山は地質を知る場所だけでなく、金がもたらした産業遺構としても貴重な見学スポットです。
資料館内は体感型。千両箱を持ち上げたり、世界一の巨大金塊(250kg)に触れたり、砂金採りも体験できます。お子さんから年配の方まで、幅広く楽しみ・学べる場所です。もちろん売店では金山にちなんだ商品が多数並んでいます。
名称:土肥金山
住所:〒410-3302 静岡県伊豆市土肥2726
詳細情報:https://izugeopark.org/geosites/toikinzan/
【Day4-2】海と空の灯台のコントラストが美しい
大瀬崎 神池
「大瀬崎 神池」は、伊豆半島の北西端から北へ突き出した大瀬崎の先端にある、最長100メートルほどの池。
「神池」は海が荒れた日に海水が流れ込むにもかかわらずコイやフナ、ナマズが多数生息する淡水池であることから、伊豆七不思議の一つと言われています。また、透明度が低く池底の観察が困難なため、水深すら不明な、まさに神の池です。
なお取材時点(2022年9月)では、有料駐車場を整備中でした。
名称:大瀬崎 神池
住所:〒410-0244 静岡県沼津市西浦江梨331
詳細情報:https://www.city.numazu.shizuoka.jp/citypromotion/takara/shizen/14_kamiike.htm
【よ・り・み・ち】伊豆半島の深海魚のお寿司を味わう
うお亭港店廻鮮すし
「うお亭港店廻鮮すし」は沼津魚市場近くにある伊豆半島の深海のお寿司が頂けるお店です。
このお店を選んだのは車の止めやすさ、沼津魚市場周辺にはたくさんのお店がありますが、こちらのお店は魚市場をさらに奥に入った「沼津魚市場INO(イーノ)」の二階にあるため、駐車場が空いている事が多いのと、大型車でも停めやすいのが利点です。
ここで私たちは初めて深海魚のお刺身を頂きました。特に、「アブラボウズ」という魚は、脂が十分にのっており、口に入れた瞬間トロッと溶け出す感触。魚脂なのに脂臭さはありませんでした。
名称:うお亭港店廻鮮すし
住所:〒410-0845 静岡県沼津市千本港町128−3
詳細情報:https://n084302.gorp.jp
【Day4-3】伊豆半島のジオが作り出した駿河湾の深海魚を知る
沼津港深海水族館
駿河湾はフィリピン海プレートが本州の下に沈み込む、日本で最も深い湾となっています。港の近くに深海があるため、沼津港は、多くの深海生物が水揚げされています。沼津港深海水族館は、これら深海生物をテーマにした世界初の水族館。伊豆半島の海からジオを学ぶことができるので、ぜひ訪れたい場所です。
メンダコ、ダイオウグソクムシ、メガマウス(剥製)、そして世界で唯一のシーラカンスの冷凍標本が展示されています。
名称:沼津港深海水族館
住所:〒410-0845 静岡県沼津市千本港町83
詳細情報:http://www.numazu-deepsea.com/
【Day4-4】住宅地に現れる豪快な滝
鮎壺の滝
「鮎壺の滝」は、沼津市と長泉町の境界の黄瀬川にある滝。道路沿いの鮎壺広場駐車場から3分ほど歩きます。ここは富士山から流れてきた1万年前に何層にも重なった溶岩流の先端。市街地の中にもかかわらず、高さ約10mの岩盤が間近で見られます。
滝周辺は公園として整備されており、上流から滝、そして下流への流れに沿って散策ができます。
なお、滝のそばに降りる遊歩道は整備されていません。安全な公園敷地内から滝の流れを見学するようにしましょう。
名称:鮎壺の滝
住所:〒411-0943 静岡県駿東郡長泉町下土狩1052-4
詳細情報:https://izugeopark.org/geosites/ayutsubo/?cid=04
太平洋プレートとフィリピン海プレートのプレートテクトニクスによって、「南からのプレゼント」とも言われる伊豆半島。その成り立ちと地形を堪能するコースでした。
伊豆半島のくるま旅をしながら、本記事で気になったところに訪れてみてはいかがでしょう。