1都3県から1泊2日で出かけるコース。週末天気が良いことがわかったら、車中泊施設に予約を入れて気軽に出かけられます。
今回は、まず、銚子のジオパークで自然豊かな地形と、気持ちよい公園で気持ちをリフレッシュした後、一般道を北上、国営ひたち海浜公園で、季節のお花を楽しみます。お土産を買うところもあり、楽しめる場所が数多くあります。

1日目は銚子のジオパークを中心としたコース。銚子のジオパークは関東平野の東端。「太平洋に突き出た大地の右腕」を実感できます。主に中生代白亜紀前期(1億2千万年前)から新世代第四紀更新世(70万年前から200万年前)の地層を見て回ることができます。

銚子沖は世界最大規模の暖流の「黒潮」と、北からの寒流「親潮」がぶつかるため、良い漁場であり、また、気候に恵まれた事により野菜の栽培も盛んです。

推奨時期:いつでも可能ですが、季節により咲く花が異なります。国営ひたち海浜公園Webサイトで、開花状況の確認をするのがおすすめです。

取材・撮影時期:2022年10月1日〜2日

移動距離:約350km(東京駅を起点とした場合)

出かける前にぜひ見ておきたい参考情報
・銚子ジオパーク情報:https://www.choshi-geopark.jp
・国営ひたち海浜公園:https://hitachikaihin.jp

掲載内容は取材時点の情報です。最新の情報は、それぞれの公式情報をご確認ください。

レポート:くるま旅クラブ事務局

【Day1-1】銚子ジオパークの情報をコンパクトに収集

銚子ジオパークビジターセンター

銚子ジオパークの情報の拠点の「銚子ジオパークビジターセンター」は、犬吠埼灯台のすぐ脇の犬吠テラステラス内にあります。
ジオパークの見どころを紹介したパンフレットや展示の他、ジオガイドの方もおられますので、まずは情報収集をしましょう。銚子ジオパークには本ページ掲載以外の見どころもたくさんあります。
すぐ隣に立つ犬吠埼灯台は3方を海に囲まれ、眼下には無数の岩礁で荒波が砕け散ります。犬吠埼灯台に登って眺望を楽しむ他、灯台の周りの遊歩道を一周して風景を楽しむことができます。

名称:銚子ジオパークビジターセンター

住所:〒288-0012 千葉県銚子市犬吠埼9575−2
公式ページ:https://www.choshi-geopark.jp/geosite/03/index.html

【Day1-2】圧倒的な地層のつながりと、公園での気持ちよさを堪能

屏風ヶ浦(銚子マリーナ海水浴場)

屏風ヶ浦は銚子市から旭市まで約10キロメートルにわたって続く断崖。地面を切り取った様な断崖には積み重なる地層がはっきりとわかります。「東洋のドーバー」とも呼ばれています。
銚子マリーナ海水浴場から遊歩道を歩くと、間近にその雄大な姿を見られます。
また、銚子マリーナ海水浴場は、海水浴はもちろん、SUPや海のレジャーで楽しむ方がたくさん訪れます。 しばらくの間、海を見ながらのんびりしたり、家族で楽しむ事ができる場所です。

名称:屏風ヶ浦

住所:〒288-0025 千葉県銚子市潮見町(銚子マリーナ海水浴場)
公式ページ:https://www.choshikanko.com/kankoDB/屏風ケ浦/

【Day1-3】ぐるっと360度の風景を楽しむ

地球の丸く見える丘展望館

愛宕山山頂に立つ展望館。建物3階から階段でルーフテラスに上がった展望スペースでは、ぐるっと風景を見渡すことができます。
その眺めは圧巻。まさに地球が丸いということを実感できる場所です。
タイミングが合えば、銚子ジオガイドの方が地形や成り立ちについて説明をしてくれます。
また、2階の展示スペースでは、化石・岩石など銚子ジオパークの説明を見ることができます。
なお、愛宕山駐車場へつながる道はやや狭く、また坂道なので運転に注意してください。

名称:地球の丸く見える丘展望館

住所:〒288-0024 千葉県銚子市天王台1421−1
愛宕山無料駐車場:〒288-0024 千葉県銚子市天王台1423−1
公式ページ:https://www.choshikanko.com/tenbokan/index.html

【よ・り・み・ち】銚子のお土産品がまとまる

銚子セレクト市場

残念ながら取材日には銚子の有名な醤油工場であるヤマサ醤油・ヒゲタ醤油の見学がコロナ感染対策のためお休みでした。
そこで、おすすめしたいのが銚子駅近くにある「セレクト館」。裏手に駐車場があります。
「銚子グルメ市場」内には銚子の名産品がそろっています。また、ご当地ならではの醤油が入った「醤油ソフト」をいただけます。
レストランや無料観光案内所もあり、しばらくゆっくりできます。

名称:銚子セレクト市場

住所:〒 288-0048 銚子市双葉町3-6
公式ページ:http://www.choshiselect.jp

【Day1-4】太平洋を一望する温泉が圧巻

湯YOUパーク ホテルニュー白亜紀

まだ銚子の観光を続けていたい所ですが、翌日の国営ひたち海浜公園に備えて、移動を開始します。
銚子から本日の車中泊場所の「湯YOUパーク ホテルニュー白亜紀」までは、車で2時間30分ほど。
途中には鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)や鹿島アンドラ–ズで有名な「茨城県立カシマサッカースタジアム」を通過。また、ちょっと道が外れますが「涸沼自然公園」も立ち寄りたい場所です。

「ホテルニュー白亜紀」は、通りから1本裏手に入った静かな駐車場に車中泊ができます。残念ながら電源の利用はできませんが、お手洗いは24時間利用可能。展望風呂からは素晴らしい太平洋の風景が広がり、ゆっくりと温泉につかって疲れがとれます。
翌朝、天気が良ければホテル脇から太平洋を登る素晴らしい日の出を見ることができます。建物脇の階段を降りて海沿いに出たり、建物隣の「磯埼灯台」から朝日を楽しめます。
なお、このホテルの名前の「白亜紀」は銚子から続く地層の「中生代白亜紀層」から名付けたそうです。すぐそばの海沿いでは銚子でも見た岩礁が続きます。

名称:湯YOUパーク ホテルニュー白亜紀

住所:〒311-1202 茨城県ひたちなか市磯崎町4604
公式ページ:http://hakuaki.com/
施設情報ページ:https://www.kurumatabi.com/park/yypark/670.html